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音 色 |
声や楽器などから出すことができる様々な音の表情。
一人の声や一つの楽器から、歌い方や楽器の演奏の仕方を工夫することによって、多様な音色を引き出すことができる。 |
強 弱 |
音の大きさ、音量のような絶対値な数値で表されるものだけでなく、楽曲の各部分で相対的に感じられるもの。
音色とかかわって、力強い音、優しい音などの音の質感によって強弱が表されることもある。 |
拍の流れ |
音楽の拍が一定の時間的間隔をもって刻まれたり、間隔に伸び縮みが生じたりすること。
こうした拍の流れを感じ取りながら音楽に合わせて歌ったり、演奏したり、拍の流れの伸び縮みによって生まれる音楽の微妙な変化に気付きながら音楽を聴いたりすることが求められる。
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速 度 |
※テンポ。音楽を演奏する速さ。楽曲の速さを示す方法としては、絶対的な数字で示す方法(たとえば =60)と、「プレスト」「レント」などの速度標語で示す方法がある。 |
リ ズ ム |
※時間的現象における運動の秩序であり、時間芸術として音楽が成立するための必須要素。拍節(拍子)と密接に関係している。拍節との関連において、自由リズム、拍節リズム、などの分類がなされる。日本では、前者を追分様式、後者を八木節様式とよぶことがある。 |
旋 律 |
※音の連続的な高低変化が、リズムと組み合わされ、あるまとまった音楽的表現を生み出しているもの。 |
フレーズ |
音楽の流れの中で、自然に区切られるまとまり。 |
音 階 |
ある音楽で用いられる基本的な音をおよそ1オクターブ内で高さの順に並べたもの。 |
調 |
主に長調と短調の2種類に代表されるもの。小学校段階では、中学年においてはハ長調を、高学年においてはハ長調及びイ短調を取り扱う。 |
音の重なり |
複数の高さの音が同時に鳴り響くことによって生まれる縦の関係。ここでは、音が重なり合うことによって生まれる響きのよさや美しさを感じ取ることが主なねらいとなる。 |
和声の響き |
調のある音楽での音の重なりとその響き。 |
音楽の縦と横の関係 |
音の重なり方を縦、音楽における時間的な流れを横と考え、その縦と横の織りなす関係。 |
反 復 |
リズムや旋律などが連続して繰り返される反復、音楽のいくつかの場所で合間をおいて繰り返される反復、A−B−Aの三部形式に見られる再現による反復。 |
問いと答え |
ある音やフレーズ、旋律に対して、一方の音やフレーズ、旋律が互いに呼応する関係にあるもの。例えば、Aという問いに対して同じようにAと答えるもの(模倣)、Aに対してBやCといった異なった音やフレーズ、旋律で答えるもの(対照)、長いAに対して短いBを挿入するもの(合いの手)などがある。また、一人が歌いかけそれに大勢が答えて歌うという形式もある。 |
変 化 |
音楽を特徴付けている要素及び音楽の仕組みのかかわり合いが変わることによって起こるもの。 |