| 学校におけるソーシャルスキル・トレーニングの進め方を提案します! | 
| 2 研究の実際 | |||||||||||||||||||||||||
| (イ) 活動プログラムのモデル | |||||||||||||||||||||||||
| @ | ソーシャルスキル・トレーニングを取り入れた授業で目指すこと | ||||||||||||||||||||||||
| ソーシャルスキル・トレーニングを取り入れた授業で目指すことは、学級内のよりよい人間関係づくりです。よりよい人間関係は、その集団を構成する人間の相互作用で成り立つもので、個人のスキルを向上させるだけでは、人間関係の問題が解決しないこともあります。 授業を行う際は、個人の振る舞いや態度だけに焦点を当てるだけでなく、その集団全体の人間関係の実態把握を行うことが大切です。授業の進め方については、授業前と授業後の取り組みも大切になってきます。 | |||||||||||||||||||||||||
|  | |||||||||||||||||||||||||
| A | 授業前の取り組み | ||||||||||||||||||||||||
| 授業前には児童生徒にアンケートを実施して、実態把握を行い、どの程度のスキルが身に付いているかを把握します。そして、その結果から 「身に付けさせたい、よりよい人間関係を促すスキル」を選択します。 | |||||||||||||||||||||||||
| B | 授業での取り組み | ||||||||||||||||||||||||
| 授業では、扱うスキルを「どのようなときに、どのような場面で実践するのか」を理解させます。授業は、そのスキルを使うきっかけ作りになります。 | |||||||||||||||||||||||||
| C | 授業後の取り組み | ||||||||||||||||||||||||
| 授業後には、そのスキルの獲得に向けての定着化を図ります。定着化は、学習したスキルが、日常生活でも活用できるように、教師が様々な場面で働き掛けます。 ここでは、事前の実態把握から事後の定着化までの基本的な流れを、活動プログラムのモデルとして提案します。 | |||||||||||||||||||||||||
| ○ 活動プログラムのモデルの考え方 | |||||||||||||||||||||||||
| ソーシャルスキル・トレーニングを取り入れた授業を実施するに当たり、次の5つを活動プログラム作りの視点としています。 | |||||||||||||||||||||||||
| 1 児童生徒の実態把握 | |||||||||||||||||||||||||
| 2 児童生徒の実態に合った基本スキルの選択 | |||||||||||||||||||||||||
| 3 学習活動(インストラクション、モデリング、リハーサル、フィードバック)の工夫 | |||||||||||||||||||||||||
| 4 定着化を図る場の設定 | |||||||||||||||||||||||||
| 5 生活場面での活用 | |||||||||||||||||||||||||
| ○ 活動プログラムのモデル | |||||||||||||||||||||||||
| 5つの視点を踏まえた指導手順を、次のように提案します。 | |||||||||||||||||||||||||
| 
 | |||||||||||||||||||||||||
| ※ 「@あいさつ」〜「J自分を大切にする」は、この活動プログラムのモデルで実施できます。 ※ 「Kトラブルの解決策を考える」は、来年度、活動プログラムとして提案します。 | |||||||||||||||||||||||||
| 
 | |||||||||||||||||||||||||
| 
 | |||||||||||||||||||||||||