将来を見据える子どもが育つ!キャリア教育のすゝめ |
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高等学校 「能力体系表」 | (佐賀県教育センター提案) |
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職業的(進路)発達にかかわる諸能力 | ホームルーム活動 | 総合的な学習の時間 | ||||
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「高等学校学習指導要領 第5章第2」に示されている内容の中から、キャリア諸能力と関連の深い内容を取り上げ、その内容からはぐくみたい態度を示しています。 | 各諸能力において、「学習プログラムの枠組み(例)」より、「身に付けることが期待される能力・態度」を身に付けさせたい力の例として示しています。 | |||||
領域 | 領域説明 | 能力説明 | ||||
人 間 関 係 形 成 能 力 |
他者の個性を尊重し、自己の個性を発揮しながら、様々な人々とコミュニケーションを図り、協力・共同してものごとに取り組む。 | ![]() 自己理解を深め、他者の多様な個性を理解し、互いに認め合うことを大切にして行動していく能力 |
指 導 内 容 |
(2)イ 自己及び他者の個性の理解と尊重 | 身 に 付 け さ せ た い 力 |
・自己の職業的な能力・適性を理解し、それを受け入れて伸ばそうとする。 ・他者の価値観や個性のユニークさを理解し、それを受け入れる。 ・互いに支え合い分かり合える友人を得る。 |
能 力 ・ 態 度 |
・自己の適性に気付き、職業と関連付けて考える。 ・他者の価値観や個性を理解する。 ・自己の適性を受け入れて、それを伸ばそうとする。 ・自己の職業的な能力や適性を進路に生かす。 |
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![]() 多様な集団・組織の中で、コミュニケーションや豊かな人間関係を築きながら、自己の成長を果たしていく能力 |
指 導 内 容 |
(2)オ コミュニケーション能力の育成と人間関係の確立 | 身 に 付 け さ せ た い 力 |
・自己の思いや意見を適切に伝え、他者の意思等を的確に理解する。 ・異年齢の人や異性等、多様な他者と、場に応じた適切なコミュニケーションを図る。 ・リーダー・フォロアーシップを発揮して、相手の能力を引き出し、チームワークを高める。 ・新しい環境や人間関係を生かす。 |
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能 力 ・ 態 度 |
・新しい環境の中で、人間関係を構築する。 ・考え方の異なる人とも互いに意見を調整しながら協力し合う。 ・異年齢の人と社会生活のマナーを踏まえて、場に応じた適切なコミュニケーションを図る。 |
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情報 活 用 能 力 |
学ぶこと・働くことの意義や役割及びその多様性を理解し、幅広く情報を活用して、自己の進路や生き方の選択に生かす。 | ![]() 進路や職業等に関する様々な情報を収集・探索するとともに、必要な情報を選択・活用し、自己の進路や生き方を考えていく能力 |
指 導 内 容 |
3)エ 進路適性の理解と進路情報の活用 | 身 に 付 け さ せ た い 力 |
・卒業後の進路や職業・産業の動向について、多面的・多角的に情報を集め検討する。 ・就職後の学習の機会や上級学校卒業時の就職等に関する情報を探索する。 ・職業生活における権利・義務や責任及び職業に就く手続き・方法などが分かる。 ・調べたことや自分の考えを交え、各種メディアを通して発表・発信する。 |
能 力 ・ 態 度 |
・職業についての情報を多角的に集められる。 ・卒業後の進路や職業・産業の動向について、多面的・多角的に情報を集め検討する。 ・職業生活における権利や責任等が分かる。 |
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![]() 様々な体験等を通して、学校で学ぶことと社会・職業生活との関連や、今しなければならないことを理解していく能力 |
指 導 内 容 |
(3)ア 働くことと学ぶことの意義の理解 (3)オ 望ましい職業観・勤労観の確立 |
身 に 付 け さ せ た い 力 |
・就業等の社会参加や上級学校での学習等に関する探索的・試行的な体験に取り組む。 ・社会規範やマナー等の必要性や意義を体験を通して理解し、習得する。 ・多様な職業観・勤労観を理解し、職業・勤労に対する理解・認識を深める。 |
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能 力 ・ 態 度 |
・様々な職業及び職業生活について理解するとともに、将来、職業人、社会人として積極的に社会にかかわり、生きがいのある人生を築こうとする。 | |||||
将 来 設 計 能 力 |
夢や希望をもって将来の生き方や生活を考え、社会の現実を踏まえながら、前向きに自己の将来を設計する。 | ![]() 生活・仕事上の多様な役割や意義及びその関連等を理解し、自己の果たすべき役割等についての認識を深めていく能力 |
指 導 内 容 |
(2)ウ 社会生活における役割の自覚と自己責任 | 身 に 付 け さ せ た い 力 |
・学校・社会において自分の果たすべき役割を自覚し、積極的に役割を果たす。 ・ライフステージに応じた個人的・社会的役割や責任を理解する。 ・将来設計に基づいて、今取り組むべき学習や活動を理解する。 |
能 力 ・ 態 度 |
・集団の規律やルールに従い、互いに協力しながら各自の責任を果たす。 | |||||
![]() 目標とすべき将来の生き方や進路を考え、それを実現するための進路計画を立て、実際の選択行動等で実行していく能力 |
指 導 内 容 |
(3)カ 主体的な進路の選択決定と将来設計 | 身 に 付 け さ せ た い 力 |
・生きがい・やりがいがあり自己を生かせる生き方や進路を現実的に考える。 ・職業についての総合的・現実的な理解に基づいて将来を設計し、進路計画を立案する。 ・将来設計、進路計画の見直し再検討を行い、その実現に取り組む。 |
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能 力 ・ 態 度 |
・自分の将来の生き方や生活について夢や希望をもち、それを実現するための進路計画を立て、自らの意志と責任で、進路を選択決定できる。 | |||||
意 思 決 定 能 力 |
自らの意志と責任でよりよい選択・決定を行うとともに、その過程での課題や葛藤に積極的に取り組み克服する。 | ![]() 様々な選択肢について比較検討したり、葛藤を克服したりして、主体的に判断し、自らにふさわしい選択・決定を行っていく能力 |
指 導 内 容 |
(3)ウ 教科・科目の適切な選択 (3)カ 主体的な進路の選択決定と将来設計 |
身 に 付 け さ せ た い 力 |
・選択の基準となる自分なりの価値観、職業観・勤労観をもつ。 ・多様な選択肢の中から、自己の意志と責任で当面の進路や学習を主体的に選択する。 ・進路希望を実現するための諸条件や課題を理解し、実現可能性について検討する。 ・選択結果を受容し、決定に伴う責任を果たす。 |
能 力 ・ 態 度 |
・就職の目的・意義を理解し、面談等を通して適切な選択かを再検討の上、その実現に取り組むことができる。 ・選択基準となる価値観、職業観を身に付け、自らの意思と責任で選択することの重要性を理解する。 ・インターンシップ活動を通して、よりよい自己の進路選択・決定を行う。 |
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![]() 意思決定に伴う責任を受け入れ、選択結果に適応するとともに、希望する進路の実現に向け、自ら課題を設定してその解決に取り組む能力 |
指 導 内 容 |
(2)ア 青年期の悩みや課題とその解決 | 身 に 付 け さ せ た い 力 |
・将来設計、進路希望の実現を目指して、課題を設定し、その解決に取り組む。 ・自分を生かし役割を果たしていく上での様々な課題とその解決策について検討する。 ・理想と現実の葛藤経験等を通し、様々な困難を克服するスキルを身に付ける。 |
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能 力 ・ 態 度 |
・学校生活の充実、改善を図ることを意識して意見を提示する。 ・自己を生かし役割を果たしていく上で、様々な課題を見付け、その解決策を明確にする。 ・高校入学後の生活を振り返り、自らの課題を発見し、その解決策を検討する。 ・進路希望の実現に向けた課題を設定し、その解決に取り組む。 |
(佐賀県教育センター提案) |
Copyright(C) 2009 SAGA Prefectural Education Center. All Rights Reserved. 最終更新日: 2009-03-18 |