話合い活動のよさを生かした 学級活動内容(2)の授業を提案します。

2 研究の実際

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(1) 学級活動内容(2)の考え方

【中学校】

1 学級活動の内容項目
  中学校の学級活動の指導内容は、中学校学習指導要領 ‐第5章‐ 特別活動に次のように示されています。

学級活動内容(1)

学級や学校の生活づくり

学級活動内容(2)

適応と成長及び健康安全

学級活動内容(3)

学業と進路

 学級や学校における生活上の諸問題の解決
 学級内の組織づくりや仕事の分担処理
 学校における多様な集団の生活の向上
 思春期の不安や悩みとその解決
 自己及び他者の個性の理解と尊重
 社会の一員としての自覚と責任
 男女相互の理解と協力
 望ましい人間関係の確立
 ボランティア活動の意義の理解と参加
 心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成
 性的な発達への適応
 食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成
 学ぶことと働くことの意義の理解
 自主的な学習態度の形成と学校図書館の利用
 進路適性の吟味と進路情報の活用
 望ましい勤労観・職業観の形成
 主体的な進路の選択と将来設計
2 学級活動内容(2)の指導
  学級活動内容(2)において、中学校学習指導要領解説 特別活動編p30〜p31では次のように示されています。
 
 適応と成長に関しては、中学校段階の生徒が直面している問題とのかかわりの中で、人間としての生き方を探求
させることにより、生徒一人一人の健全な生活態度を育成しようとするものである。また、健康安全に関しては、人
間の諸活動の基礎となる健康安全や食を中心として、現在及び将来において生徒が当面する諸課題に対応すると
ともに、生徒自ら健全な生活態度や習慣の形成を図っていく資質や能力を育成しようとするものである。
 
 この活動の進め方に当たっては、学級の生徒の相互理解を深め、ともに問題解決に 取り組んでいこうとする雰囲
気や意欲を育て、自他の尊重に基づく健全な生き方を探求するように指導することが大切である。そのためには、
生徒にとって身近な問題を取り上げたり、様々な活動の方法を取り入れたりして、生徒が自分自身の問題として受
けとめていくよう適切な指導・援助を行う。
 
  このことを受けて、本研究の中学校部会では、生徒にとって身近な問題を、話合い活動を通して自分自身の問題と
 して受け止めさせ、問題を改善できるような活動に取り組ませることを通して、学級の生徒の相互理解を深め、ともに
 問題解決に取り組んでいこうとする雰囲気や意欲を育てることを通して、研究テーマの具現化を図りたいと考えました。

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