| 学習活動 | 指導・支援 | 
      
        | 1学習のめあてを知る。 
 | ○ 豆太の昼間と夜の様子を表した挿し絵を提示し、その違いからめあてをもてるようにする。 | 
      
        | 2 「やい、木ぃ」の場面(64ページ7行目〜66ページ8行 目)を音読する。
 | ○ 豆太がどんな子どもかを読み取りながら音読するようにさせる。 | 
      
        | 3 豆太がどんな子どもかを読み取る。 (1) 豆太の人物像が分かるところをノートにまとめる。
 (各自で自分の考えをまとめる)
 (2) 豆太の人物像について、交流する。
 (自分の考えを基に、考えを交流する)
 @ グループでの交流
 
  《グループでの交流の様子》
 A 学級全体での交流
 《学級での交流の様子》
 
 
            
              | (豆太の夜の様子)   T:教師 C:児童 T 豆太について発表しましょう。
 豆太ってどんな子どもかな。
 C おくびょう。
 T どうして、そう思うの。
 C 「
                豆太ほど・・・やつはない」って書いてある。
 T 「豆太ほど・・・」ということは、どういうことかな。
 C かなりおくびょう(ということ)。
 T 他に豆太がおくびょうだと分かるところはないか
 な。
 C 「もう五つにもなったんだから」
 「一人でせっちんぐらい行けたっていい」
 「じさまについてってもらわないと、一人じゃしょうべ
 んもできない)
 T どうしておくびょうなのかな。せっちんぐらい行った
 らいいのにね。
 C こわいから。
 T こわいということがわかるのは?
 C 「そっちを見ただけで、しょんべんなんか出なくなっ
 ちまう」というところ。
 T 他にいけないわけがわかる人は?
 C せっちんは表にある(から)。
 C 表には大きなモチモチの木がつっ立っている(か
 ら)。
 (以下 略)
 
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              | (豆太の昼の様子) T じゃあ、豆太がおくびょうじゃないときもあるかな。
 それは、どんなときかな。
 C 昼。
 T 昼の豆太はどんな様子かな。
 C 木の下に立って、かた足で足ぶみして、いばってさ
 いそくしている。
 T そのときは、何か言っていたかな。
 C「やい、木ぃ、モチモチの木ぃ、実ぃ落とせぇ」
 (以下 略)
 (モチモチの木の様子 以下 略)
 |  | ○ 昼間と夜に分けて、豆太の人物像をまとめさせていく。 
 
 ○ 『「やい、木ぃ、モチモチの木ぃ、実ぃ落とせぇ。」なんて、昼間は木の下に立って、かた足で足ぶみして、いばってさいそくしたりする』と『「木がおこって、両手で、「お化けぇ。」って、上からおどかすんだ。』の二文から豆太の昼間と夜の様子の違いを考えさせる。
 
 
 ○ 豆太の人物像について、文章にある言葉だけではなく、児童が発言する言葉も認めながら、その根拠となる言葉を押さえていく。
 
 
 ○ 豆太の言動だけではなく、モチモチの木の様子も関連付けて、豆太の人物像をとらえることができるようにする。
 
 
 ○ 豆太の会話にある「じさまぁ。」の表現と「じさま」とを読み比べさせ、表記上の違いからも読み深められることをつかめるようにする。また、表現のおもしろさを感じ取れるようにする。
 
 
 
 
              
                | 評価 言葉に着目して、昼間と夜との豆太の態度の違
 いを読み取ることができる。
 〔ノートの記述及び発言〕
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        | 4 豆太の人物像について感想を発表する。 《教師の発問》
 
 
              
                | T 豆太の人柄、性格についてみんなはどう思います か。
 T 豆太は、何歳だったかな。
 T みんなが5歳のとき、一人でトイレに行ったり、夜中
 に外に出たりできたかな。
 |  | ○ 豆太は5歳であることを再確認し、自分が5歳だったときはどうだったかを振り返らせることで、豆太に共感できるようにする。 |