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            | 今回の実践から必要と感じた教育相談室や保健室等で不登校等の生徒に実施する際の留意点 −構えのない関係を築くために−
 
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              守られた空間の中で,何を表現しても非難されないという安心感が必要です。
              表現することの自由と表現しない自由を,いずれも尊重してあげましょう。
              「この子は,〜色の台紙を選ぶのでは」とか「あの子は,・・の写真を貼るのでは」など,教師が一人一人の生徒と向き合い,心を動かすことが大切です。
              台紙の色,雑誌のジャンルなど,可能な範囲で準備をしましょう。
              教師も,可能なかぎり,子どもと一緒に制作し,自己表現を行い,感想などを分かち合うようにしましょう。
              
              まず,個人制作で数回しっかり自己表現をさせてから,ペアでの制作などに進んだ方がよいと思います。
              おしゃべりをする子どももでてきますが,「自己の内面をみつめるために」制作中は私語をしないように指示をします。
              完成した作品については,評価よりも受容し共有することを大事にします。作品のいいところを子どもに返してやりましょう。
              言葉でふり返りをすることに抵抗のある子どもが多いと思われます。ふり返りシートを準備し,負担を軽減してあげましょう。
              教師自身が,何回か自分で作品を作ってみて,表現することの楽しさを実感できることが大切です。
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