1 2時目のねらい

| ・ じいちゃんのミイ(猫)への思いや担任のリキ(犬)への思いに共感させながら,命を支える人の愛情の深さに気付かせ,命を大切にしようとする心情を育てる。 | 
2 2時目の展開
| 学習活動と主な発問 | 指導上の留意点と子どもを見る視点 | 備 考 | |||||||
|  1.本時までの学習を振り返る。 | ○ 冊子(前時の資料や自分が書いたふりかえりカード)をもとに,前時の学習を想起させる。 ○ 自分で考えたことや家の人に聞いたことの中から,「命の支え」「愛情を注いでくれる人」に焦点を当て紹介する。ここから,本時の資料へとつなげていく。 | ・冊子 | |||||||
| 2.資料「とらねことじいちゃん」を読んで話し合う。 
 
 
 
 | ○ その後,教師が範読をしながら話合いを進めていく。 ○ 前時からのつながりで,「命の大切さ」の1つとして「命がなくなることの悲しさ」や「悲しむ人の存在」に気付かせていきたい。   
 ○ ミイの命を大切にしてよかったと思うじいちゃんの気持ちに共感させる。    
 ○ 1つの命が助かることが,周りの人まで幸せにすることに気付かせたい。また,ここでの「じいちゃん」の心情の行為としての現れを次の発問で考えさせていく。   
 ○ 「命を支える」とはどのようなことなのかを資料を通して考えさせることで,「命を支えてくれる人(行為)」のすばらしさに気付かせたい。ここでの気付きをもとに,次の学習活動において命の支えについての考えや思いを更に深めさせたい。 | ・資料 | |||||||
| 3.教師の体験談を聞いたりその時のビデオを見たりして,命について考える。 
 | ○ かわいがっていた犬(リキ)が死んだときの話をすることで,飼い主の悲しみやペットへの思いに共感させる。 ○ 命を支えてくれる人の存在やそのすばらしさに気付かせたい。 | ・作品「リキ」 ・ビデオ | |||||||
| 4.ふりかえりカードを書く。 | ○ 命について心に残ったことや,更に考えたいことなどを書かせる。   
 ○ 本時での「動物に対する命の支えのすばらしさ」を,次時では「人間に対する命の支えのすばらしさ」につなげていく。 | ・ふりかえりカード(実物) ・ふりかえりカード(枠) | |||||||
|  5.次時につなげる。 
 | ○ 「自分の命はだれに支えられてきたのか」「どのように支えられてきたのか」を自分で考えたり調べたりすることで,「命を大切にしたい」という心情を更に育てたい。 | 
|  ◆子どもを見る視点◆ ○ 命の支えを知っているか。 ・「知った」「気付いた」という言葉が出ている。 ○ 命を支えられたありがたさを感じているか。 ・「思った」「感じた」という言葉が出ている。 ○ 命の大切さや命の支えのすばらしさ,ありがたさを考えているか。 ・自分の経験を思い出している。 ・自学などで,あらためて考えている。 ・人に聞いたり,人と話し合ったりしている。 ○命を大切にしているか。 ・遊び方(危険な遊びをしない/注意をする) ・いじめ ・植物や動物の世話の様子 ・習慣(健康に気を付けている など) |  ◆子どもを見る場◆ ・(授業で使った)ふりかえりカード ・資料への書き込み ・自学(宿題ノート) ・日記 ・生活の様子 | |
|  ◆見付けたよさの整理の仕方◆   ◆見付けたよさの生かし方◆ ・コメントやアンダーラインを引く。 ・全体へ紹介(口頭)する。 ・学級通信に掲載する。 ・次時の授業で紹介する。 |