1 1時目のねらい

| ・ 人間の科学的値段を示して命の重みを考えるきっかけを与える。 ・ 生命尊重にかかわる2つの新聞記事を読ませて,命の尊さについて考えさせる。 | 
2 1時目の展開
| 学習活動と主な発問 | 指導上の留意点と子どもを見る視点 | 備 考 | ||||
| 1.アンケートの結果を知る。 | ○ 命に関するたくさんの価値観を紹介することで,いろいろな考え方があることに気付かせ,間違った考え方というものはないという雰囲気を作る。 | ・アンケートの結果 | ||||
| 2.“人間の値段”について話し合う。 
 
 
 | ○ ワークシートに書かせながら進めていく。 ○ その子にとっての大切な人を認めるとともに,これから考えていく対象を明らかにする。 ○ 「大切な人」の値段について考えさせることで,科学的な人間の値段に対する様々な思いをもたせたい。 ○ 人間の科学的な値段に対する反論を引き出す。   
 ○ 命の値段を考えさせることで,あらためて「命の大切さ」に注目させていく。 | ・ワークシート | ||||
| 3.命に関する2つの新聞記事(事故,いじめ)を読んで話し合う。 
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 ○ この活動により,命について次の三つのことに気付かせたい。 
 | ・いじめの新聞記事 ・事故の新聞記事 | ||||
| 4.ふりかえりカードを書く。 | ○ 本時において心に残ったことや,考えが変わったこと,更に考えたいことなどを書かせる。   
 ○ 「お金には換えられない命の大切さ」「命がなくなることの悲しさ(悲しむ人の存在)」を次時の授業で生かしていく。 | ・ふりかえりカード(実物) ・ふりかえりカード(枠) | ||||
| 5.教師の話を聞く。 | ○ 命の大切さを思って作った「命のたまご」を紹介することで,これから「命」について考えていくことを子どもたちに明確にもたせる。 | ・作品「命のたまご」 | ||||
|  6.次時につなげる。 
 | ○ 今日の学習にかかわる課題を示して終わることで,再度「命」について考えたり,他の人の価値観にふれたりできるようにして授業を終える。 | 
|  ◆子どもを見る視点◆ ○ 命の大切さを知っているか。 ・「知った」「気付いた」という言葉が出ている。 ○ 命の大切さを感じているか。 ・「思った」「感じた」という言葉が出ている。 ○ 命の大切さを考えているか。 ・自分と重ねて(経験を思い出して)いる。 ・自学などで,あらためて考えている。 ・自分の考えを発展させている。 ・人に聞いたり,人と話し合ったりしている。 ○命を大切にしているか。 ・遊び方(危険な遊びをしない/注意をする) ・いじめ ・植物や動物の世話の様子 ・習慣(健康に気を付けている など) |  ◆子どもを見る場◆ ・(授業で使った)ふりかえりカード ・資料への書き込み ・自学(宿題ノート) ・日記 ・生活の様子 | 
|  ◆見付けたよさの整理の仕方◆    ◆見付けたよさの生かし方◆ ・コメントやアンダーラインを引く。 ・全体へ紹介(口頭)する。 ・学級通信に掲載する。 ・次時の授業で紹介する。 |